JOURNAL · 書家に聞く

「うまい字」と「良い字」はどう違うのか

「うまい字」と「良い字」は、巧拙(巧み・拙い)と美醜(美しい・醜い)の掛け合わせで考える——たとえ技術が拙くても、自分をさらけ出した字にこそ「良さ」が宿ります。

「上手い字」と「良い字」は、何が違うと考えますか。

よく言われることですが、「うまい字」と「良い字」は、巧拙(巧み・拙い)と美醜(美しい・醜い)の掛け合わせで考えます。書家の字は巧いけれど技術偏重で、あまり人に感動を与えないことがある。一方で、たとえ拙くても美しいのが「良い字」。たとえば障害のある方が書く字は、技術的には拙なくても、考えずに自分をさらけ出していて、そこにこそ良さがある。書道の古典にも、そういうものはたくさんあります。

← 読み物一覧へ戻る