
JOURNAL · 書家に聞く
【速報】書道、ユネスコ無形文化遺産へ 未来へつなぐ臥龍会の想い
2026年11月5日、文化庁が発表。ユネスコの評価機関が「書道」の無形文化遺産登録を勧告し、登録される見通しとなりました。報道による事実と、臥龍会 三代目・日賀野 琢の想いをあわせてお伝えします。
「書道」が、ユネスコ無形文化遺産に登録される見通しとなりました。2026年11月5日、文化庁が発表したものです。ユネスコの評価機関が「書道」の登録を勧告したもので、正式には11月30日から12月5日にかけて中国・福建省アモイ市で開かれるユネスコ政府間委員会で決定される見込みです。登録されれば、2024年の「伝統的酒造り」に続く国内24件目となります。
ニュース(報道に基づく事実)
ここは、報道に基づく事実です。
- 文化庁は2026年11月5日、ユネスコの評価機関が「書道」の無形文化遺産への登録を勧告したと発表しました。現時点では「登録される見通し」であり、正式決定は政府間委員会を経て行われます。
- 背景として、2015年に書家らが「日本書道ユネスコ登録推進協議会」を設立。2021年には国の登録無形文化財の第一号として「書道」が「伝統的酒造り」とともに選ばれ、保持団体「日本書道文化協会」が発足しました。政府は2024年に登録を申請し、2025年に再申請していました。
- 登録されれば、2024年の「伝統的酒造り」に続く、日本国内で24件目の無形文化遺産となります。
- 正式決定の場は、11月30日から12月5日にかけて中国・福建省アモイ市で開かれるユネスコ政府間委員会です。
出典:毎日新聞(Yahoo!ニュース、2026年11月5日配信)
臥龍会 代表取締役 日賀野 琢のコメント
「ユネスコ登録は、日本の書道界全体の悲願でした。2015年からの約10年にわたる活動が、ようやく実を結ぼうとしています。心から嬉しく思います。
けれど、本当に大切なのは、その先です。先に登録された『和食』や『伝統的酒造り』と同じように、決定の直後はマスコミに多く取り上げられることでしょう。しかし、この喜ばしい出来事が、いわゆる『一時的』なブームとして終わってしまっては、意味がありません。これからが肝心です。
中央の華やかな書壇だけでなく、地方の小さな書道教室で筆を持つ一人ひとりにまで、書の楽しさを伝え、次の世代へ受け継いでいきたいと思っています。斯界の末端に居る者として、心して、その普及と伝承に努めてまいります。
単なるお祝いに終わらせることなく、地道な普及活動を、これからも一歩ずつ重ねていく所存です。書道人が一致協力して歩んでいくことこそ、何よりも大切だと考えています。」
臥龍会のこれから
臥龍会は1940年の創立以来、月刊競書誌「臥龍」の発行と、全国の支部・教室での地道な活動を続けてきました。ユネスコ登録という大きな節目を、書の未来へつなぐ一歩として受けとめ、これからも墨とともに、普及と伝承を重ねてまいります。